ベルギーってどこにあるの?ゲントって?

ベルギーの地図

 

 

ベルギーがヨーロッパに位置している、というのは知っていても、実際にどの辺りに位置しているのかは、なかなか知られていないと思います。

 

私も実は、ベルギーに来る少し前まで、位置関係がよく分かっていませんでした(^^;) 当時夢中だったオランダのことは良く知っていたのですが、そのすぐ下にベルギーが位置していたとは全く知らず(汗)


ベルギーの日本語での正式名称は「ベルギー王国」。


今回は、ベルギー、そして私の住む街ゲント(GENT)についてまとめました。

 

 

 

ベルギーってどこにあるの?

 

 

西ヨーロッパに位置するベルギー。

北はオランダ、東はドイツとルクセンブルグ、南はフランスに囲まれています。

海を渡った西側はイギリスです。

 

map-belgium
©OpenStreetMap contributors

 

 

実はベルギーは、北海道よりこんなにも緯度が高いのです。

 

map-belgium2
©OpenStreetMap contributors

 

 

冬はとても寒いですが、雪はそれほど降りません。

 

 

隣国とベルギー間の所要時間(電車)

 

フランス・パリ ⇔ ベルギー・ブリュッセル
約1時間20分(タリス利用

 

イギリス・ロンドン  ⇔ ベルギー・ブリュッセル
約2時間(ユーロスター利用

 

オランダ・アムステルダム ⇔ ベルギー・アントワープ
約1時間10分(タリス利用

※アムステルダム⇔ブリュッセルは約1時間50分

 

 

 

ベルギー王国

 

flagbe

 

ベルギーは日本と比べるととても小さな国です。

 


九州より一回り小さいベルギーの面積

 

30,528km2 (世界136位)

九州の面積が42,190km2なので、九州より一回り小さく、四国より少し大きいサイズになります。

ちなみにオランダの面積は41,526km2で、ベルギーより少し大きく、九州とほぼ同じサイズです。

 

 

ベルギー全人口は東京より少ない

 

1,131万人 (2016年4月のデータ)

オランダの人口は1,700万人(2016年3月のデータ)

東京の人口が1,362万人(2016年7月)ですから、四国より少し大きな土地に、東京全体の人たちが住んでいる、という感覚です。

 

 

3つもあるベルギーの公用語

 

小さな国なのに、ベルギーの公用語は3つに分かれています。

  • オランダ語 (フラマン語) – フランダース地方(ベルギ北部)
  • フランス語 – ブリュッセル・ワロン地方(ベルギー南部)
  • ドイツ語 – 東側ドイツ国境近辺の一部地域(人口の1%未満)

 

フラマン語は、オランダ語とほぼ同じ言語です。オランダのオランダ語よりもやわらかい音で発音します。
ゲント、アントワープ、ブルージュなどはフラマン語で、ベルギー人口の過半数以上を占めます。

 

 

1830年に独立した比較的新しい国

 

ベルギーはスペインを始め、色々な国に占領され続けた国です。独立宣言をしたのは1830年、意外と最近なのです。

 

 

3つに分かれた州

 

州は3つに分かれていて、北部のフランダース地方(フラマン語圏)、南部のワロン地方(フランス語圏+ドイツ語圏)、ブリュッセル首都圏となっています。

 

 

フランダース地方に位置するゲント(GENT)

 

ゲントは首都ブリュッセルから約60km南西に位置しています。

北東にアントワープ(約60km)、西にブルージュ(約50km)と主要都市に囲まれ、オランダとフランスの国境までも車で約30分。

交通の便もとても良い街です。

 

 

map-gent
©OpenStreetMap contributors

 


GENTはフラマン語(オランダ語)表記、英語ではGhent、フランス語ではGandと綴ります。

グーグルではなぜか「ヘント」と日本語で表示されていますが、一般的には「ゲント」です。

 

 

ゲントと主要都市間 電車での所要時間

 

ブリュッセル: 約30分
アントワープ: 約50分
ブルージュ: 約20分

 

 

宮古島サイズのゲントの面積

 

156.18km2

日本の宮古島の面積が159.11km2なので、ほぼ同じサイズですね。

 

 

ゲントの人口

 

約25万人 (2014年1月のデータ)

ゲントには大学があるため、全人口の内約15%が学生という、若い人たちの多い学生の街でもあります。

 

 

最近人気が高まっているゲント

 

ゲントは、東フランダース地方の首都で、ブリュッセル、アントワープに次ぐ第三の商業都市。

 

中世の頃は繊維業で繁栄し、なんと一時は、パリに次ぐヨーロッパ第二の都市にまで発展していました!運河を使い貿易が盛んだったことも理由の一つです。

 

2011年には、Lonely Planetが選ぶホットな街トップ10に選ばれ、世界の街の中から7位を獲得!また、アメリカCNN でも、ゲントはブルージュやアントワープよりも良い街、と報道されています。


さらに、ゲント市長のダニエル・テルモント氏は、2015年、世界のベストメイヤー賞で、なんと2位を獲得!世界中の素晴らしい市長さんの中から2番目に選ばれました。


ゲントがとても住みやすい街なことは確かです。

 

 

ヨーロッパで一番大きなフェスティバルが開かれる街

 

毎年7月に開催されるお祭り、ゲントフェスティバル は、ゲントの街中でコンサートやパフォーマンス、演劇などが繰り広げられ、期間中は毎日、朝から翌朝まで賑やかになります。

 

10日間通して行われるお祭りはヨーロッパで最大とも言われ、毎年200万人が訪れます。


今ではすっかりモダンな音楽と文化のお祭りですが、その歴史はさかのぼること、なんと1843年!170年以上も続いている歴史もあるお祭りなのです。


イギリス、スペイン、ドイツ、オランダ、フランスなど他の国からも大勢が訪れます。

 

 

ベルギーは音楽の国でもあった

 

夏に開催される、Rock Werchter はとても有名な音楽フェスティバル。

TOMORROWLANDPUKKELPOP も毎年大きくなっています。

 

オススメのベルギー音楽イベントはこちらでチェック!

 

 

数年前に撮影したものですが、ビデオを引っ張り出してUPしてみました(笑)


ゲントフェスティバル中にボートに乗ってお祭りの中を遊覧。

フェスティバル中はビールやアイスクリームが無料で付いてくるという特典もあり!

水上から眺めるフェスティバルも楽しくてオススメです!

 

 

ベルギーやゲントに関する記事はこちらに書いています。

 

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