2019年11月23日(土)、第13回女子のための読書会を開催しました。
今回も非常に興味深い本や映画をたくさんご紹介して頂きました!
また、今回初めて外国(韓国)の方にご参加頂いたことで、韓国の社会や文化のことも学ぶことができて非常に貴重な時間となりました。外国の文化や生活に関する生の声を聞くことができる機会があることは、とてもありがたいです。新しい発見もあり、勉強になった読書会でした。彼女の日本語力も素晴らしく感動しました。
また、偶然ジェンダー論についての作品が重なったこともあり、深いお話をみなさんと交わすことができたのも嬉しかったです。
それぞれの作品をどんな人におすすめしたいか、ご紹介下さった方からのコメントも載せました。
今回の読書会でご紹介して頂いた本、映画のリスト
1. できることからはじめています
廣瀬 裕子
暮らしにエコを取り入れている方々のお話。今自分ができることからやっていこうと思える本。続けることの大切さも書かれています。心の有りようが不安定になってしまった方にもオススメの一冊。
本当の心に従う生き方が描かれているので、今迷ったり自分の内側にあるものを見つけたい時におすすめの映画。
3. スタンフォード大学 マインドフルネス教室
スティーヴン・マーフィ重松(著), 坂井 純子 (翻訳)
著者が日本とのハーフで日本のことをよく理解しているため、マインドフルネスのことが文化的な角度からも理解できるように説明されてます。マインドフルネスに興味がある人にはとても入りやすい一冊。
4. カランコエの花
今田美桜 (出演), 石本径代 (出演), 中川駿 (監督)
性別に関係なく一人の人間として人を見ることの大切さがよくわかる映画。
5.82年生まれ、キム・ジヨン
チョ・ナムジュ (著), 斎藤 真理子 (翻訳)
韓国はもちろん、台湾などでもベストセラーとなった作品。男性にはこの現状を知ってもらいたいし、女性にはこの本をきっかけとして、女性だからこそぶつかる壁に負けることなく突破できるようになってほしいです。
6. 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
小川たまか
ジェンダー論、女性側がどうしてもマイノリティになってしまう現実の事例が書かれています。若い女性、特にこれから社会に出る方に読んでもらいたい一冊。
7. 食堂のおばちゃん
山口 恵以子
おすすめポイントは下に記載しました。
今回私リコが紹介した作品、「食堂のおばちゃん」
食堂のおばちゃん
山口 恵以子
書店で平積みされていて手にしたのがきっかけで読み始めた本。ひとつひとつのストーリーにお料理の名前がついていて、それにちなんだストーリーが展開されていきます。ストーリーごとに読み切りなのもとても読みやすいのもポイント。
登場する人たちがとにかく優しいのです!!困った人がいたらさりげなく支えてあげる優しさ、言葉の選び方、少し距離を置きながらもしっかり最後まで助けてあげる親切な心など、たまに涙してしまうこともあるほど心が温まります。
以下、アマゾンからの作品内容抜粋です。
焼き魚、チキン南蛮、トンカツ、コロッケ、おでん、オムライス、ポテトサラダ、中華風冷や奴…。佃にある「はじめ食堂」は、昼は定食屋、夜は居酒屋を兼ねており、姑の一子と嫁の二三が、仲良く店を切り盛りしている。心と身体と財布に優しい「はじめ食堂」でお腹一杯になれば、明日の元気がわいてくる。テレビ・雑誌などの各メディアで話題となり、続々重版した、元・食堂のおばちゃんが描く、人情食堂小説(著者によるレシピ付き)。
著者が実際に食堂で働かれていたということもあり、登場するお料理も細かい作り方まで書かれていて、どれも美味しそうな味を想像させます。お腹が空いている時に読むと、グーグー鳴ってしまうほど美味しいものが出てきます(笑)
とても読みやすい文体で、読み始めると一気にこの世界に引き込まれていくため、窮屈な満員電車に乗っていても自分の心はこの優しい食堂に入ることができます(^^)
私はこのシリーズの第2作目「恋するハンバーグ 食堂のおばちゃん2」を読み終え(1作目が気に入った方はぜひ!)、今は第3作目「愛は味噌汁 食堂のおばちゃん(3)」を読んでいます♪
ちょっと最近疲れたな、という人や、ほっこりしたい人、温かい気持ちになりたい人に特にオススメです!巻末のレシピのオマケも嬉しい特典です(^^)
次回の読書会、映画・ドラマ会
【読書会・映画会 12月】
2019年12月14日(土) 15:30-21:00
12月はリコの読書会の1周年記念とクリスマスパーティーを兼ねた、クリスマススペシャルとなります!
【今まで紹介された本や当日の流れ 】